腱鞘炎から脱却!
1.腱鞘炎の種類
腱鞘炎は、正式名称を
狭窄性(きょうさくせい)腱鞘炎といいます。
発症部位により色々な病名がありますが、
次の2つが代表的な腱鞘炎です。
「ドゥケルバン腱鞘炎」・・・・・親指側の手首に痛みを発症
「ばね指」・・・・・・・・・・・掌側の指の付根に痛みを発症
年間約20万人が発症する腱鞘炎患者の大半が
この2つのどちらかに当てはまります。
2.腱・腱鞘・じん帯
腱とは?・・・・・・・関節を曲げるために、筋肉が働く力を指先まで伝える、紐のような
役割をします。
短母指伸筋腱……..親指を伸ばす働きを担う
長母指外転筋腱…..親指を広げる働きを担う
腱鞘とは?・・・・・腱が切れないよう腱を覆うカバーで、腱と骨がこすれやすい場所にあります。
じん帯とは?・・・・腱及び腱鞘が前後左右に動かないように固定する、トンネルです。
腱鞘炎とは、名前の通り、腱鞘が何らかの原因で炎症を起こす病気です。
炎症を起すと、腱が腱鞘の中でスムーズに動かなくなります。
腱鞘が瘤のようになると、じん帯を通らなくなり指が曲がらなくなります。